フリーランス初心者でも簡単!?クラウドソーシングで収入を得るためのノウハウを大公開

フリーランス初心者でも簡単!?クラウドソーシングで収入を得るためのノウハウを大公開

 2020年初頭から全世界で流行した新型コロナウィルスにより、私たちの働き方は大きく変化しました。それまでは一部の企業で試験的に導入されていたテレワーク(リモートワーク)が一気に一般化しました。
 このような働き方の変化は、働く場所だけにとどまらず、働き方そのものも変化させています。ランサーズが2021年3月に発表した「フリーランス実態調査 2021」では、フリーランスとして働いている人口が2018年~2020年にかけては約1,000万人前後で推移していたのに対し、2021年は約1,600万人と約1.6倍に増加しています。この流れを受けて、昨今注目を集めているのが、ネット上で仕事を発注したい人、仕事を受注したい人たちをマッチングするクラウドソーシングサービスです。サラリーマンの手軽な副業としてのみならず、フリーランスとして働く方が比較的少ない労力で案件を獲得できることもあり、ここ数年利用者数が急上昇しています。
 今回は、フリーランスの方がクラウドソーシングで収入を得るためのノウハウについてご説明していきたいと思います。 

平均単価約75万円のJoBeet。無料で高額案件の紹介してもらう

クラウドソーシングとは?

クラウドソーシングとは?

 クラウドソーシングとは、企業や個人といった発注者がインターネットを通じて、社外の不特定多数の方に対して業務を外注することを指す言葉です。発注されている案件は、誰でも時間をかければ対応可能な内職的側面の強いものから、高度な専門知識を必要とするものまで多岐に渡っています。クラウドソーシングの特徴として、案件の受発注がインターネットを通じて行われている点があります。従来型のアウトソーシングであれば、発注者と受注者がリアルの現場で打ち合わせを行った上で発注が行われるケースが多かったのですが、クラウドソーシングではお互いの顔を知らないまま発注から納品までが行われることも少なくありません。これによりインターネットとパソコンさえあれば、時間と場所を選ばずに仕事ができるようになりました。

クラウドソーシングで仕事を受注するには?

 クラウドソーシングで受注するためには、発注者と受注者をマッチングするプラットフォームサービスを利用する必要あります。「ランサーズ」や「クラウドワークス」などのプラットフォームが有名です。これらのサービスは過去にTVCMを展開していたこともあるので名前をご存知の方も多いのではないでしょうか。
 さてクラウドソーシングには報酬の発生形式が異なる3種類のお仕事形式が存在しています。それぞれの形式で、発注から納品、報酬支払までの流れがどのようになっているかについて見ていきたいと思います。

・タスク形式

 最もわかりやすいのが「タスク形式」です。案件毎に報酬と納期が決められており、納期内に成果物を納品して、発注者に検収されれば成果が発生する形式のお仕事となっています。お仕事の内容は、アンケートに回答するもの、ブログなどの記事を作成するものなどが多く、タスク形式のお仕事は、比較的単価の安いものが多い傾向にあります。

・コンペ形式

 1つの募集案件に対し、複数の受注希望者が先に成果物を納品します。発注者が納品物を確認して気に入ったものが採用され、採用された成果物に対してのみ報酬が支払われる形式のお仕事です。お仕事の内容としては、キャッチコピーのライティングや、ロゴデザインなどが多いようです。タスク形式に比べて単価が高いことが多いのが魅力ですが、必ずしも納品物に対して報酬が支払われることがないことに注意してください。

・プロジェクト形式

 案件に対して、受注者希望者が見積もりを提出。発注者が提出された見積もりや受注希望者のスキルや経歴などを確認して仕事を発注する形式のお仕事です。お仕事の内容としては、コンサルティングやシステム開発がなど比較的長期間に渡るお仕事が多く、受注期間中は安定した収入が期待できる一方、実績が少ない方は受注しずらい傾向にあるため、上級者向けのお仕事形式といえるでしょう。

クラウドソーシングで多くの報酬を得るために

クラウドソーシングで多くの報酬を得るために

 クラウドソーシングで高額の報酬が設定されている案件を受注するには、なにより実績を積むことを通じて「あなた」という受注者の信頼性をあげていくことが重要です。インターネットを介さないアウトソーシング案件では、過去に受注したクライアントや知人友人からの評価が信頼性の向上に繋がりますが、クラウドソーシングではこれまでに納品した受注者からの評価が信頼性を左右します。ここからは、クラウドソーシングで多くの報酬を手にすることを目的として、信頼性をアップさせるために必要なことをご説明していきます。

・納期を遵守する

 どんな仕事においても当たり前のことですが、発注者から提示された納期を守ることが信頼性を上げるための第一歩となります。駆け出しのうちに受注できる案件の報酬単価は総じて低いものが多く、まとまった額の報酬を手にしようと多くの案件を受注しがちですが、納期を守れないほどの案件を抱えてしまうと納期遅れが発生してしまい、結果として信頼を積み上げることができなくなってしまいます。

・クオリティを意識する

 納期と同じく、納品物のクオリティに対する意識も重要です。発注者が求めているのは「プロが仕事をした結果」です。特に納期が差し迫ってくると甘い判断をしがちになりますが、発注者が満足してくれるものを納品できるようクオリティは常に意識することが大切です。

・専門分野を作る

 特定の分野に特化して活動を続けることで、「その道の専門家」としての信頼を積み上げることができるようになります。発注者は常に質の高い納品物を求めていますので、少しでもその分野に詳しい人に仕事を依頼したいと思うものです。もしあなたに得意な分野があれば、その分野に特化して活動を行ってみるのも良いかもしれません。

クラウドソーシングの注意点

クラウドソーシングの注意点

 案件の獲得から納品、報酬獲得まで全てインターネット上で完結する便利なクラウドソーシングですが、いくつか注意点もあります。ここからは、クラウドソーシングを利用する上で知っておきたい注意点について見ていくことにしましょう。

・報酬に対して手数料が発生する

 クラウドソーシングでは受注した仕事の報酬に対して、プラットフォーム利用料として手数料が発生します。手数料率はプラットフォームによって異なりますが、発注額の10%~20%が手数料としてかかることが多いようです。特に単価の低い案件ほど、手数料率が高くなる傾向がありますので「とにかく数をこなして稼ぐ」というスタイルを選択する場合は、手数料も高くなりますので注意しましょう。
 また発注者と受注者の直接取引は、利用規約で禁止されているプラットフォームが多く違反者にはペナルティが課されます。手数料を減らしたい気持ちは理解できますが、発注者に直接取引を持ちかけるのはやめましょう。

・単価は下落傾向

 最近は発注者より受注者の増加スピードが早く、クラウドソーシングは買い手市場(発注者優位)の傾向があります。そのため、クラウドソーシング経由で受注する案件の単価は安くなりがちです。手軽に案件を受注できるメリットもありますが、本来得られるべき報酬が得られないのは考えものです。受注する案件は十分に吟味して、正しい報酬が得られる案件を選ぶようにしたほうが良いでしょう。

クラウドソーシングによくある案件

クラウドソーシングによくある案件

 ここからはクラウドソーシングでよく見かける案件をご紹介していきます。
 案件の難易度や求められる専門知識によって報酬額に差があるため、受注を検討する際はご自身のスキルと相談して適切な案件を選ぶようにしましょう。

・データ入力

 インタビューの文字起こしやデータ収集した結果をExcelまとめるなど、データ入力に関する案件です。全体的に報酬額は安めですが、企業が運営するECサイトのレビューに返信するなどクリエイティビティが求められるお仕事もあり、通常のデータ入力に比べると高い報酬が期待できます。駆け出しの受注者が自分の実績を積むために受注していることも多いようです。

・文書作成(ライティング)

 主にブログなどの記事を書く案件です。
 基本的に発注者の指定する構成に沿って記事を書いていくことが多いので、一般的なライターに比べると案件の難易度としては低めです。駆け出しの頃は単価が安めに設定されていることが多く、まとまった報酬を手にするのは難しいですが、実績が積み上がってくると割の良い案件を受注できることが増えていきます。・アンケート

 意識調査やユーザーの利用意向に関するアンケートに回答することで報酬を得ます。
 単価は安いものの、数をこなすことができる案件です。回答者の条件さえ満たせば誰でも受注することができるため、万人向けの案件といえるでしょう。

・Webデザイン

 Webサイトやバナーのデザインを担当する案件です。
photoshopやillustrator、HTML/CSSなどを使って対応します。こちらも駆け出しの頃は、なかなか受注するのが難しいお仕事なので、自己紹介ページに過去の作品を掲載しておき、あなたのデザインスキルや得意なデザインテイストをアピールすることをおすすめします。

・開発

 Webサービスの開発案件もクラウドソーシングでよく見かける案件の一つです。
 PHPやRubyなどの言語を使って開発する本格よりなものから、Wordpressのカスタマイズなどライトなものまで様々な案件があります。フリーランスエンジニアの方なら、案件の合間や休日のお小遣い稼ぎにもってこいの案件といえるでしょう。

まとめ

 今回はクラウドソーシングを使って収入を得る方法を紹介してきました。
 ちょっとした副業レベルから、開発が伴うものまで数多くの案件がクラウドソーシングには掲載されています。クラウドソーシングをはじめたばかりの頃は思うように稼げないこともあるかもしれませんが、多数の案件をこなすことで信頼度があがり、徐々に稼げるようになってくるようです。

平均単価約75万円のJoBeet。無料で高額案件の紹介してもらう

この記事をシェアする