良いフリーランスエージェント&担当者の条件とは?

良いフリーランスエージェント&担当者の条件とは?

 みなさんは、フリーランスエージェントを利用する際にどんなポイントを重視シていますか? 自分のスキルにマッチした案件数の豊富さ、平均単価の高さ、支払いサイトの短さなどが挙げられることが多いですが、担当者もこれらと同じくらい重要な要素となります。どんなに良い案件や高い単価の案件を保有していても、自分の担当者の質によって実際に案件が獲得できるかどうかも代わってきます。今回は、良いのフリーランスエージェントと担当者を見分けるために欠かせない注目ポイントをご説明していきたいと思います。
 なおフリーランスエージェント各社の評判をおしりになりたい方は「【全11社比較】支払いサイトの短いフリーランスエージェントは?」をご覧ください

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良いフリーランスエージェントの条件5選

良いフリーランスエージェントの条件5選

面談が会議室などの個室で行われる

 フリーランスエージェントを利用する際に提出する履歴書やスキルシートなどの書類は、あなたの個人情報が記載されている非常に重要な書類です。また面談で話す内容も現在の年収や希望する働き方に関する秘匿性の高い情報なので、あなたと面談を担当するコンサルタント以外の方に聞かれて良いものではありません。このような大事な書類や話題を取り扱う場所として、カフェたファミレスなど他人がたくさんいる場所を指定してくるエージェントは、個人情報意識が低いおそれがあるので注意したほうが良いでしょう。

 また最近はオンラインでの面談が増えてきているため、これらのチェックを行うのが難しくなってきています。最低限、面談を行う相手がいる場所がオープンスペースではないことを確認するためにも、オンラインで面談する場合は相手がバーチャル背景を利用している場合は一度解除をお願いして相手のいる環境を確かめてから話し始めるのも手です。

商流が浅い案件を保有している

 良いエージェントの条件として「高い単価」を挙げられる方も多いと思います。高い単価の案件を受注するためには、商流が浅いことが欠かせません。良いエージェントほど発注元のクライアント企業から直接、もしくは大手SIerなどのプライムベンダーから案件を受注しており、間に挟まって中抜きする企業の数を減らす努力をしています。

 商流の浅い案件を獲得するためには、複数のエージェントを利用して類似の案件の単価を比較することがおすすめです。フリーランスエンジニアとして成功している方は、平均で5~6件のエージェントに登録しているそうですので、登録エージェント数が少ない方は利用するエージェントの数を少し増やしてみてはいかがでしょうか?

支払いサイトが短い

 フリーランスエージェントと契約するときは、必ず支払いサイトについて確認するようにしましょう。支払いサイトが長く設定されている場合、仕事の締め日から実際に報酬が振り込まれるまで期間が空いてしまうため、一時的に手持ちの現金や銀行口座の残高が厳しくなってしまうことがあります。

 また利用するフリーランスエージェントの資本金が1,000万円以上の場合、下請法の第4条第1項第2号により成果物が納品された日(フリーランスエンジニアの場合は、役務の提供が行われた日)から60日以内に報酬を全額支払う必要があると定められています。エージェント企業の資本金が1,000万円以下なら下請法の対象とはならないため、60日を超えていても下請法違反とはなりませんが、長期間の支払いサイトを設定しているエージェントはキャッシュフローが不安定なことも考えられますので、高額案件を多数取り扱っている場合でも利用に際して注意が必要かもしれません。

契約書に「瑕疵担保責任」がない

 「瑕疵担保責任」とは、契約で締結した期間内であれば、納品した成果物に欠陥が発覚した場合に無償で修正に応じること、もしくは欠陥が原因でクライアントが被害を被った場合に損害賠償に応じなくてはならないことを定めたものです。一般的には受託開発などの請負契約で適応されるもので、フリーランスエンジニアが案件に参画する際に締結される準委任契約では瑕疵担保責任は適応されません。つまり、普通のフリーランスエージェントと締結する契約書には「瑕疵担保責任」の項目が存在しないのが一般的です。

 稀なケースですが契約書に「瑕疵担保責任」の項目が記載されているフリーランスエージェントもあるそうです。この他にもエージェント側の一方的な都合で契約が解除できるようになっていないか、損害賠償に関する項目が存在する場合は上限金額が設定されているか(一般的にはクライアントから受け取った報酬額の総額を上限とすることが多いです)などをチェックするようにしましょう。一方的に不利な契約を締結させられ後から後悔する前に、エージェントから契約書が提示されたら、必ず内容を確認することをおすすめします。

案件参画後のサポートがある

 長期間に渡って付き合えるフリーランスエージェントは、案件参画が決定したあとも手厚いサポートを行ってくれるのが普通です。特に新しい現場に入ったばかりの頃は、周囲の環境になじめているか、事前の説明と異なることがないかなど細やかな気遣いをしてくれます。また年に1回の確定申告の時期には、はじめてでも確定申告はスムーズに行えるようにセミナーが実施されるなど、フリーランスエンジニアの活動をサポートしてもらえます。

 このようなサポートがあるかどうかを確かめるには、実際にそのエージェントを利用した人の口コミを確認するのが一番です。実際にエージェントを利用する前に、一度SNSなどでそのエージェントの評判を調べてみるといいでしょう。

良い担当者の条件10選

良い担当者の条件10選

「相性がいい」ことが絶対条件

 自分が納得できる案件を獲得して気持ちよく働くためには、とにかく担当者との相性が重要です。周囲からの評判が良い担当者であったとしても「なんとなく話しにくい」「自分の希望とは違う案件ばかりを提案してくる」など違和感を感じることが多い場合は、そのエージェントの利用を中止したほうが良いでしょう。

きちんと連絡をくれる

 せっかくエージェントに登録したのに、全く連絡がこない、もしくは連絡が少なすぎる担当者は要注意です。登録直後は面談の日程の調整や案件の紹介などで最低でも週に1~2回は連絡が欲しいところです。全く連絡がこない担当者は、そもそも自分のために案件を紹介してくれる気があるのか怪しいですし、クライアントとの商談など今後のステップに進んだ時にその担当者に任せてよいか不安になってしまいます。

応募する案件をゴリ押ししない

 良い担当者は、フリーランスエンジニアのメリットを第一に考えて行動しますので、少しでも難色を示した案件への応募をゴリ押ししてくることはありません。「この案件を逃すともう紹介できる案件はしばらくありませんよ」などと、応募を強要してくるような担当者がついた場合は、運営元に企業に連絡して担当者を変更してもらうか、別のエージェントを利用することを検討することをおすすめします。

レスポンスが早い

 全てのビジネスマンに当てはまることですが、こちらからの連絡に迅速に対応してくれる担当者は優秀であることが多い傾向にあります。せっかく案件に応募する意思を伝えのに、何日も連絡がなくようやく連絡がきたと思ったら充足の連絡だった、なんてことが続くような担当者と長期で付き合っても良い案件を獲得するのは難しいと思われます。

技術に関する理解がある

 エンジニアとしての経験は必須ではありませんが、あなたのスキルをしっかりと理解できる技術的素養を保有している担当者はミスマッチの少ない案件を紹介してくれることが多いようです。これは採用を行うクライアント企業側にも言えることで、自社のプロジェクトに必要なスキルを保有している適切な人材を定期的に提案くれる方は、自ずと企業側からの評価もあがります。その結果、技術的な素養のない担当者が提案してきた人材よりも、信頼している担当者からの提案された人材のほうが商談に進める割合も高くなりやすくなります。

商談対策をしっかりしてくれる

 フリーランスエンジニアとしての経験が浅い方はもちろん、それなりの経験がある方でもクライアントとの商談はどうしても緊張してしまうという方は少なくありません。そのような方のために、優秀な担当者は商談前に模擬商談やその企業で良く聞かれる質問の対策をしっかりと行い、万全の体制で本番が迎えられるように準備をしてくれます。

 それでも緊張してしまって上手く話せない方のために、商談の場で適宜サポートをしてなたというフリーランスエンジニアの魅力を最大限伝えようとしてくえる努力ができる方は優秀な担当者と言えるでしょう。

条件交渉力がある

 商談の結果、案件に参画することになった後は、報酬や稼働時間に関する交渉が行われます。この際にクライアント企業が提示する条件とあなたの希望する条件とのすり合わせが行われるのですが、クライアント企業側の条件を飲むように勧めてばかりくる担当者は要注意です。両者の希望を聞いた上で、お互いが納得できる着地点を探れる条件交渉力がない担当者と付き合っていても、好条件の案件を獲得することは難しいと言わざるを得ません。

クライアント評価のフィードバックがある

 会社員時代は定期的に評価面談が行われて自分の仕事に対するフィードバックを得ることができましたが、フリーランスエンジニアとして独立すると自分の評価について知る機会が少なくなります。良い担当者は定期的にクライアントと連絡を取り、あなたの評価をフィードバックしてくれます。良いところはそのまま、改善が必要なところは意識して業務にあたることでクライアント企業内におけるあなたの評価をより高めることができるようになります。

契約終了前に余裕をもって更新の有無を聞いてくれる

 優秀な担当者は、現在参画中の案件の契約期間が終了する前に、余裕を持って契約更新の有無を確認してくれます。このように対応してもらえることで、万が一クライアント都合で契約が終了することになったとしても、次の案件獲得に向けて余裕のあるスケジュールで動くことができますし、なにより次の参画する案件を選ぶ際に時間がなくて焦る必要もなくなります。契約終了直前に慌てて更新意思の有無を確認してくるような担当者は要注意です。

案件を受注していなくても時々連絡をくれる

 他社から案件を受注している間も定期的に連絡をくれて情報交換をしてくれる担当者は大切にしておきましょう。何かのタイミングでいま受注いているエージェントからの案件が継続できなくなったなど、その担当者に連絡を取ってみるとスピード感を持って案件を紹介してもらえ、スムーズな案件獲得に繋がる可能性が高いと思われます。

まとめ

 今回は良いフリーランスエージェントと担当者を見分けるためのポイントについて見てきました。自分が納得して働ける良い案件を獲得するには、良いエージェントで良い担当者についてもらうことがかかせません。この記事が皆さんにとってお役に立てることを祈りながらペンを置きたいと思います。

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