フリーランスエンジニアの現実を大公開。 誰もが気になる年収や将来性、上限年齢にもお答えします。

フリーランスエンジニアの現実を大公開。 誰もが気になる年収や将来性、上限年齢にもお答えします。

 こんにちは、Jobeetブログ編集部です。

 経験年数も増えてきたし、技術力にも自信がついてきた方の中には、いま勤めている会社を辞めてフリーランスエンジニアとして活動してみたいけど、現実ってどんなものなんだろう、とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

 ネット上にはフリーランスエンジニアとして働くことのメリットやデメリットがよく書かれていますが、実際の生活について書かれていることはあまりありません。そこで今回は、「フリーランスエンジニアの現実」と題して、誰もが気になる3つのポイントについて解説していきたいと思います。

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フリーランスエンジニアの年収はいくらくらい?

フリーランスエンジニアの年収はいくらくらい?安定した収入を得ることはできるの?

フリーランスエンジニアの年収はいくらくらい?安定した収入を得ることはできるの?

 まずは、一番気になるお金のお話からはじめていきましょう。

 「CreateJob(https://www.creativevillage.ne.jp/jobsearch/)」が2020年3月に発表したデータによれば、フリーランスエンジニアの平均年収は636万円とのことです。一般的な会社勤めのエンジニアの平均年収は542万円(2020年doda調べ – https://doda.jp/guide/heikin/)ですので、約90万円ほど年収が高いことになります。

 この数値はあくまで平均値ですので、継続的に高額の案件を獲得し続けることができれば20代で1,000万円を超える収入を手にすることも可能です。

 一方でフリーランスエンジニアとして活動するには、リスクも伴います。

 会社員ならばプロジェクトとプロジェクトの間に待機期間が発生しても会社が給料を支払ってくれますが、フリーランスエンジニアの場合は待機期間中は無収入になってしまいます。そのため、フリーランスエンジニアとして安定した収入を得るためには、計画的な日々の営業稼働を欠かすことができません。

フリーランスエンジニアの将来性はどうなの?

フリーランスエンジニアの将来性はどうなの?

 経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によれば、2030年にはエンジニアをはじめとするIT人材が少なく見積もっても約41万人不足すると言われています。これだけを見ればフリーランスエンジニアとして案件を獲得することは容易に思えるかもしれませんが、エンジニアとして勉強を続け、時代に合った技術を身につけなければ継続的に案件を獲得していくことは困難を極めるでしょう。

 フリーランスエンジニアの将来性がどうなのか、という疑問に対しては「個人差が大きく一概には言えないが、技術力を身につけることで活動を継続していくチャンスは十分にある」というのが回答になります。

フリーランスエンジニアとして稼働できる年齢は何歳まで?

フリーランスエンジニアの将来性はどうなの?

 フリーランスエンジニアとして活動している方の年齢層は20代後半~40代前半くらいまでがボリュームゾーンとなります。もちろん40代後半や50代、60代でも活動を継続されている方はいらっしゃいますが、彼らは他に替えの効かない技術力や能力を持つレア人材であることが多く、フリーランスエンジニアとして活動されている中で常に勉強を欠かさなかった方ばかりです。

フリーランスエンジニアに向いている人は?

フリーランスエンジニアに向いている人は?

 ここまでフリーランスエンジニアの現実についてお話をしてきましたが、フリーランスエンジニアに向いている人とは、一体どのような人なのでしょうか?

 1.1人でもモチベーションを維持できる自己管理のできる人

 フリーランスエンジニアは自分の裁量で仕事をすすめることができるため、会社員として働くより大きな自由を手にすることができます。一方で、仕事が遅れても叱ってくれる上司やフォローしてくれる同僚がいないため、自分で自分を管理できる人でないとクライアントからの信頼を失い、すぐに案件を獲得するのが難しくなってしまうでしょう。

 2.フットワークが軽く、環境の変化を楽しめる人

 フリーランスエンジニアとしての仕事は、会社員としての仕事に比べるとどうしても安定性に欠けています。高額の案件を連続して受注できれば多額の報酬を受取ることができる一方で、案件を受注することができなければ無収入になってしまいます。このような環境を、自分の残した結果の分だけダイレクトに返ってくるチャレンジングな環境と捉えて楽しめる人の方が向いていると言えるでしょう。

フリーランスエンジニアに向いていない人は?

フリーランスエンジニアに向いていない人は?

 それではフリーランスエンジニアに向いていない人とはどのような人なのでしょうか? 一般的には「コミュニケーション能力が低い人」「自発的に技術力を磨けない人」などと言われていますが、今回は別の切り口で見ていきたいと思います。

 1.結果にこだわれない人

 フリーランスエンジニアに対する評価は、結果が全てです。

 会社員であれば結果が伴わないことがあっても「長時間の残業をして頑張った」「次につながる経験を積んだ」として評価されることがありますが、フリーランスエンジニアはそのようなプロセスが評価につながることはほぼありません。クライアントが満足できるだけでのクオリティを持つアウトプットを納品することに徹底的にこだわることができない人は、フリーランスエンジニアには向いていないと言わざるを得ません。

 2.断れない人

 フリーランスエンジニアとして活動していると、明らかに自分のキャパシティを超えた量の案件がくることがまれにあります。特に活動を開始した直後だと「これを断ってしまったら二度と発注してもらえないのではないか?」と思い、無理をしてでも受けてしまうことがあるかもしれません。一度や二度、短期間の無理であればなんとかなるかもしれませんが、その状態が定常化してしまうと身体を壊して入院…なんてことも十分にありえます。フリーランスエンジニアは身体は資本ですので、自分が無理だと判断した仕事はしっかり断るか、信頼のおけるフリーランス仲間を紹介するなどして上手に案件をさばいていくことが大切です。

フリーランスエンジニアとして活動するメリットは?

フリーランスエンジニアとして活動するメリットは?

自由な環境で働ける

 毎朝満員電車に揺られて通勤して、環境の悪いオフィスで働くことに嫌気が指している人も多いと思います。最近は時代の移り変わりにより、リモートワークを採用している企業も増えてきていますが、毎朝決まった時間に定例会議の会議が実施されることも多く、働く時間が決まっているという面ではオフィスで働いていた時代と大きな変化はありません。

 一方、企業からの受託案件をメインで受けるフリーランスエンジニアならば、仕事を始める時間も、仕事をする場所も全て自分で選択することができます。「昨日は遅くまで頑張ったから、今日は午後からカフェで仕事を始める」なんて働き方も可能になります。

収入が増える可能性が高い

 会社員として勤めている場合、手にすることができる給与は、あなたが稼働することによって発生した売上から福利厚生費や各種管理部門の人件費、オフィスの地代家賃など各種経費が差し引かれたものになります。一方、フリーランスエンジニアは、これらの経費の割合が小さくなりますので、会社員として勤めていた時と同じ人月単価で働けると過程した場合、必然的に収入が増えることになります。

・人間関係のストレスが大きく減る

 会社に勤めていると仕事で関わる同僚や上司の中に馬が合わない人が1人はいるものです。また社内外の複雑な上下関係や、なにか意思決定をする際に多方面へのネゴシエーションは想像以上にストレスを感じるものです。フリーランスエンジニアとして活動することで、自分と関わる人を自分の意思で選ぶことができるため、人間関係で悩むことが少なくなる傾向があります

フリーランスエンジニアとして活動するデメリットは?

フリーランスエンジニアとして活動するデメリットは?

・社会的信頼が若干低くなる

 毎月安定した収入が約束されている会社員に比べて、収入が安定しずらいフリーランスエンジニアの社会的信頼は低くなりがちです。具体的な例では、住宅や自動車ローンやクレジットカードの審査を申し込んでも断られてしまうことがあります。ただし収入があることさえ証明できれば信用を得ることは可能なので、まずはクライアントからの案件を継続的に受注することで安定した収入基盤を作ることを目指しましょう。

・雑務が増える

 フリーランスエンジニアと働く場合、会社員ならば管理部門が代行してくれていたお金周りの処理(クライアントからの入金確認や請求書の発行、帳簿の作成、税務処理など)はもちろん、案件獲得のための交渉なども全て自分で行う必要があります。

・有給休暇や福利厚生がなくなる

 会社員ならば当然の権利として付与されている有給休暇や福利厚生がフリーランスエンジニアになるとなくなります。急な怪我や病気で仕事を休まなくてはならなくなった場合は、その間の収入がなくなってしまうので注意が必要です。

まとめ

 今回はフリーランスエンジニアの現実についてまとめてみました。

 年齢に関わらず高額な収入を手にするチャンスを得ることができる、自由な時間が増えるなどのメリットがある一方で、会社員ならば当然の権利として保障されていた各種福利厚生がなくなる、年齢を重ねるごとに高いスキルを身に着けていないと生き残りにくいなどのデメリットがあることがおわかりいただけたと思います。

 この記事を読まれた皆さんの想像よりも厳しいものであったかもしれませんが、それを踏まえてフリーランスエンジニアに挑戦したいと思われる方がいらっしゃれば幸いです。

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