フリーランスエンジニアのスキル・経験年数別想定年収。年収1,000万円の大台を超えるのはどのレベルから?

フリーランスエンジニアのスキル・経験年数別想定年収。年収1,000万円の大台を超えるのはどのレベルから?

 一般的に高額であるといわれているフリーランスエンジニアの報酬ですが、実際のところはどのくらいなんだろう、と思ったことはありませんか? Jobeet編集部では、そんなみなさんの疑問にお答えすべく、エンジニアとしての経験年数と年収について独自に調査してみました。年収はお仕事をされている環境や職種、個々のスキルによって変化するため、今回の調査結果が全ての方に当てはまるわけではありませんが、目安として活用いただけると幸いです。なお、エンジニアの平均年収については「ITエンジニアの平均年収はどれくらい?サラリーマンやフリーランスなど働き方別の年収差も調べてみた」で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

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【年収:350万円~500万円】入門レベル(経験1~2年程度)

【年収:350万円~500万円】入門レベル(経験1~2年程度)

 フリーランスエンジニアとして案件を受注できる最低レベルです。
 企業所属のエンジニアの場合なら、新卒研修を終了したあとで数件のプロジェクトを経験しており、ドキュメントを見ながら、もしくは先輩社員の手助けを受けながら実装ができるレベルを想定しています。ただしこのレベルの場合、発注元の企業が求めるレベル感に満たないことが多々発生するため、案件の獲得は難しい傾向にあります。

【年収:500万円~700万円】メンバークラス(経験2~4年程度)

【年収:500万円~700万円】メンバークラス(経験2~4年程度)

 複数の言語で実務を経験しており、その中で1つ以上の言語をしっかり習得して独り立ちができはじめる状態です。入門レベルのエンジニアを指導やパフォーマンスを意識した実装を行えるようになっており、現場での存在感が徐々に増してきている頃ともいえます。このレベルでフリーランスエンジニアとして活動を開始した場合の想定年収は550万円~750万円程度ですが、同世代に比べて優れた技術力やエンジニアとして就業する前にテック系企業で長期間のインターン経験がある場合などは、もう少し高い年収を期待することができます。

【年収:700万円~950万円】リーダークラス(経験4~6年程度)

【年収:700万円~950万円】リーダークラス(経験4~6年程度)

 小規模(数名)の開発チームを率いて開発がおこなえるようになっているレベルです。このレベルになると言語の特性を理解した上で技術選定ができたり、開発中のプロダクト全体を意識した開発を求められてくるため、技術力のほかにコミュニケーション能力も重視されてきます。このあたりから、即戦力が求められるフリーランスエンジニアとしての価値が高まり、報酬も徐々に高額なものになってきます。

【年収:950万円~1,200万円】リードエンジニアクラス(経験6~10年程度)

【年収:950万円~1,200万円】リードエンジニアクラス(経験6~10年程度)

 リードエンジニアとして、ビジネスロジックを理解して適切なサービス設計ができるレベルです。プロジェクトの中核を担う1人として活躍が期待されることはもちろん、中規模のチームを率いてメンバーと良好なコミュニケーションを取りつつ、プロジェクトを成功へと導くことが求められてきます。フリーランスエンジニアとしての年収が1,000万円を超えるのもこのあたりのレベルであることが多い傾向にあります。

【年収:1,000万円~1,400万円】スペシャリストクラス(経験10~12年程度)

【年収:1,000万円~1,400万円】スペシャリストクラス(経験10~12年程度)

 特定の分野に秀でた知見を活かして、マネジメントやコンサルティングに従事している方が多いレベルです。企業所属のエンジニアを例にするなら、一般社員にも広く名前を認知されているマネジメントレイヤーの方といったところでしょうか。このレベルの方は、フリーランスエンジニアとしてだけではなく、エンジニア全体を見渡しても希少価値が高いため報酬が非常に高額になってきます。

【年収:1,500万円~】技術顧問/著名エンジニアクラス(経験12年目~)

【年収:1,500万円~】技術顧問/著名エンジニアクラス(経験12年目~)

 企業内だけではなく、国内や海外にでも名前が知られているスペシャリストレベルです。会社員時代にCTOの経験があったり、ご自身の名前で技術書を執筆されている方も少なくありません。このレベルになると、企業との案件契約形態も常駐案件からスポットでのコンサルティング案件が中心になってきて、複数の会社の開発部門に対して支援を行うことが多い傾向にあります。

まとめ

 今回ご紹介してきた経験年数と年収は、取引を行う企業やフリーランスエンジニアであるあなた自身のレベルによって大きく変動するものですので、あくまで目安として捉えていただけると幸いです。しかしエンジニアとしての経験を通じて、ご自身を磨くことにより市場での価値が向上して高い報酬を受取るチャンスを得ることができるのは紛れもない事実です。もしあなたがフリーランスエンジニアとして1,000万円を超える年収を手にしたいと考えられているのであれば、今回の記事を参考にスキルアップを目指されてはいかがでしょうか。

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