フリーランスエンジニア必見。高収入を期待できるフリーランスエージェントの条件3選

フリーランスエンジニア必見。高収入を期待できるフリーランスエージェントの条件3選

 フリーランス向けエージェントは、フリーランスエンジニアの方向けにエージェントが保有している案件を紹介するのはもちろん、参画後も継続してサポートが受けられるサービスです。個人では交渉の難しい大企業や有名企業をはじめとする数々の企業とのコネクションを通じて、大量かつ多彩な案件を保有しています。そのため、フリーランスエンジニアが希望する条件に沿った案件を紹介してもらうことが可能です。

 このようにフリーランスエンジニアにとって非常に魅力的なサービスを提供しているフリーランス向けエージェントですが、同一もしくは類似の案件を獲得しても利用するエージェントによっては報酬額に見過ごせない差が発生することがあります。今回は高収入を目指すフリーランスエンジニアの方がエージェント経由で案件を獲得する時にぜひチェックしていただきたい「高収入を期待できるエージェントの特徴」についてお話をしていきたいと思います。

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高収入に期待できるエージェントの条件とは?

収入に期待できるエージェントの条件とは?

 結論から申しますと、高収入を期待できるエージェントの条件は全部で3つあります。

  1. エンド直請け、もしくは商流の浅い案件を扱っている
  2. マージンが低い
  3. 報酬額に消費税が含まれていない

 ここからはそれぞれの条件について詳しく説明をしていきます。

エンド直請け、もしくは商流の浅い案件を扱っている

エンド直請け、もしくは商流の浅い案件を扱っている

 エンド企業(案件の発注元となる企業)から、フリーランスエンジニアが案件を受注するまでの間に案件を仲介する企業の数が多ければ多いほど、報酬額は低くなります。これは案件を仲介するたびに、エンド企業が出した報酬額から仲介企業が手数料を差し引くためです。

商流の浅さとフリーランスエンジニアが受け取る報酬額

 上記の例を見ても、商流が深くなる(仲介業者が増える)に従ってフリーランスエンジニアが受け取れる報酬額が低くなっているのが見て取れます。また今回使用した例では、わかりやすくするために2次請けまでしか記載していませんが、大規模なシステム開発になると4次請け、5次請けまで商流が深くなることもあります。高収入を期待するには、エンド企業から直接案件を請けているエージェント、もしくは商流の浅いところで案件を請けているエージェントを選ぶことが大切と言えます。

マージンが低い

マージンが低い

 フリーランスエージェントサービスを運営する会社は慈善事業団体ではありませんので、企業から受注した案件をフリーランスエンジニアに紹介する時に発注元の企業から受け取る報酬の一部を手数料として差し引いてからフリーランスエンジニアに支払います。この時の手数料のことをマージンと呼びます。

マージン率の違いによってフリーランスエンジニアが受け取る報酬額が変化します。

 例えば、企業からの発注額が100万円であった場合、フリーランスエンジニアに支払われる報酬額はマージン率が10%であれば90万円、20%であれば80万円です。マージンの設定はフリーランスエージェントによって異なりますが、一般的に10%~20%程度であることが多いようです。マージンが低いエージェントから案件を紹介してもらうことにより、収入を増やすことが可能になります。最近はマージン率を公開しているエージェントも増えていますので、交渉時にマージン率について聞いてみるのも良いでしょう。

マージンが高い場合は、それを上回るメリットがあるかを確認

 エージェントから公開されたマージン率が高いと感じた場合は「福利厚生の充実度」や「月末の締日から報酬支払日までの期間の短さ」などフリーランスエンジニア側にメリットがあるかどうかを確認することをおすすめします。それらのメリットに報酬額以上の魅力を感じるのであれば、多少マージンが高くてもそのエージェントから案件を紹介してもらう価値があると考えることができます。

マージン非公開の場合でも、複数のエージェントに相談することで推測も可能

 そのエージェントの独占案件でない限り、同一や類似の案件を他のエージェントが保有していることがあります。そのため、案件を紹介してもらうエージェントのマージンが非公開で、どうしてもマージン率が気になる場合はマージンを公開しているエージェントにも相談してみるのも手です。だいたいのマージン率を推測することが可能ですし、なにより同じ案件をより良い条件で紹介してもらえることもあるかもしれません。

報酬額に消費税が含まれていない

報酬額に消費税が含まれていない

 最後に意外と知られていない報酬額と消費税の関係についてお話をしていきましょう。実は、エージェントから提案される案件の報酬単価に消費税が含まれているか否かは、フリーランスエンジニアの収入を大きく左右するポイントとなります。

報酬額に消費税がふくまれているか否かで、フリーランスエンジニアの受け取る報酬額が変化します。

 上の図をご覧ください。たとえば、あなたがエージェントから尽きの報酬単価が100万円の案件を提案されたとしましょう、この時報酬単価に消費税が含まれている(内税扱い)場合、報酬の本体価格は909,091円となります。一方で消費税が含まれていない(外税扱い)の場合は、報酬の本体価格はそのまま1,000,000円となり、毎月90,900円、年間で約109万円もの収入差が生まることになります。一見、高額に見える案件でも報酬額に消費税が含まれているかいないかで大きく収入が変化します。はじめてのエージェントと案件獲得について交渉するときは、消費税の扱いについても留意しておきたいところです。

 また消費税については、2023年10月1日よりインボイス制度が施行されます。これ以降、消費税の仕入額控除を受けるにあたっては、2023年3月31日までに税務署に申請を行って「適格請求書発行事業者」の認定を受けることとインボイス制度に対応する請求書を発行することが必須となります。インボイス制度の詳細については、下記のリンクをご覧ください。

関連リンク:フリーランスエンジニアなら必ず知っておきたいインボイス制度をわかりやすく解説。

まとめ

 今回は、エージェント経由で案件を獲得しているフリーランスエンジニアが少しでも高い収入を得るために知っておきたいポイントについて解説してきました。商流の浅さやマージンの低さについては各エージェントのWebサイトなどでも触れられているので有名だとは思いますが、消費税については意識されたことがなかった方もいらっしゃったのではないでしょうか。この記事が、高収入を目指すフリーランスエンジニアの方の助けになれば幸いです。では、またどこかでお会いしましょう。

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