【2021年冬最新版】いま「稼げる言語・スキル」はどれか?~フリーランスエンジニアの注目の案件単価情報

【2021年冬最新版】いま「稼げる言語・スキル」はどれか?~フリーランスエンジニアの注目の案件単価情報

 フリーランスエンジニアの方にとって最大の関心事の一つである年収。本ブログでもこれまで会社員エンジニアとの比較や、経験年数などの切り口で年収についてまとめてきました。これらの記事を読まれた方から「ぜひ言語・スキル別の年収についても調べて欲しい」というご要望をいただきましたので早速調べてみました。今回は、フリーランス向け案件詳細サービスJobeetで保有している案件(非公開案件を含む)のほか、独自の調査によって判明した約5万件の案件情報をまとめた結果を発表していきたいと思います。

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言語・スキル別平均年収と最高年収

言語・スキル別平均年収と最高年収

 さっそく言語・スキル別案件の平均年収と最高年収を見ていくことにしましょう。

順位言語・スキル平均単価(月)最高単価 (月) 案件比率
1Scala83.02万円140万円0.97%
2R81.51万円95万円0.14%
3Go80.87万円125万円3.08%
4Kotlin79.87万円110万円2.64%
5Swift78.46万円110万円3.98%
6Ruby77.87万円120万円6.94%
7Python76.07万円145万円6.46%
8PHP72.06万円125万円15.47%
9C++71.93万円95万円3.34%
10HTML/CSS71.65万円120万円6.02%
11JavaScript71.39万円120万円17.31%
12C#70.44万円95万円5.92%
13Java70.06万円120万円22.44%
14C69.94万円95万円1.92%
15C#.Net59.72万円90万円2.21%
16VBA59.68万円100万円1.17%

 今回の調査結果では、平均単価の高い言語・スキルTOP3は「Scala」「R」「Go」となり、平均単価はいずれも80万円を超えています。また平均単価が75万円を超えている言語としては、前述の3言語・スキルに加え「Kotlin」「Swift」「Ruby」「Python」が挙げられます。

上位3言語・スキルの案件数は若干少なめ

言語・スキル平均単価 (月) 最高単価 (月) 案件比率
Scala83.02万円140万円0.97%
R81.51万円95万円0.14%
Go80.87万円125万円3.08%

 平均単価が高かった高い言語・スキルTOP3として挙げた「Scala」「R」「Go」を使用する案件が全体に占める割合は全てを足し合わせても4.18%となっており、比較的レアな案件であることがわかります。これらの言語・スキルを使った案件を獲得しようと思っているフリーランスエンジニアの方は、案件情報をキャッチしたらすぐにエントリーすることをおすすめします。

単価が高く、案件数も多い言語・スキルは「Ruby」「Python」

言語・スキル平均単価 (月) 最高単価 (月) 案件比率
Ruby77.87万円120万円6.94%
Python76.07万円145万円6.46%

 平均で75万円超の単価で、案件数が多い言語・スキルは「Ruby」「Python」です。いずれも最高単価は120万円・145万円と非常に高額になっており、実力のあるフリーランスエンジニアの方であれば100万円を超える単価の案件を獲得することもできるでしょう。またこれらの言語・スキルは、案件数でも平均単価TOP3に比べると3倍以上ありますので、比較的案件も獲得しやすく報酬面でも期待が持てる言語・スキルであると言えます。

定番言語・スキルの「Java」「JavaScript」「PHP」の単価は…!?

言語・スキル平均単価 (月) 最高単価 (月) 案件比率
PHP72.06万円125万円15.47%
JavaScript71.39万円120万円17.31%
Java70.06万円120万円22.44%

 多くのエンジニアが活用している「Java」「JavaScript」「PHP」の単価は残念ながら少し低めという結果になってしまいました。とはいえ、いずれの平均単価は70万円を超えており、会社勤めのエンジニアとして働くよりも高額な報酬を手にすることができることには間違いありません。案件数の面でも、これら3言語・スキルを使う案件が全案件に占める割合は43.93%となっており、さまざまな案件から自分の希望に合った案件を選ぶことができそうです。

「HTML/CSS」の案件は、他言語・スキルとセットで求められることが多い

言語・スキル平均単価 (月) 最高単価 (月) 案件比率
HTML/CSS71.65万円120万円6.02%

 意外にも平均単価が高かったのが「HTML/CSS」の案件で、平均単価は71.65万円となっています。ただし「HTML/CSS」単体で、この単価が得られるというわけではなく、PythonやRubyなどといった高単価が期待できる言語・スキルとセットになっている案件が多く見られました。

まとめ

 今回はエンジニアの言語・スキル別に案件の平均単価や案件数の割合を見てきました。モダンな言語・スキルは報酬が高い傾向にありますが案件数がまだまだ少ないため、確実に案件を獲得するには常にアンテナを高く保ち、案件を見つけた際にはすぐにエントリーできるようにしておくことが大切です。一方で定番の「Java」「JavaScript」「PHP」は、報酬額はやや劣るものの、案件数が非常に多いため自分が得意な業界や、希望する働き方にマッチする案件を選ぶことができる点が魅力ではないでしょうか。

 また、ご紹介した言語・スキル別の平均単価を見て、今後習得する言語を選択することでさらなる年収アップを目指すことも可能です。現場経験を積むことを目的として、一時的に収入を落としてクライアントや利用しているエージェントの担当者に相談して未経験のスキルを使った案件を獲得している方もいます。フリーランスエンジニアは、自分で自分の意思だけでキャリアを作っていくことも魅力の一つなので、今後のキャリアを考える際の参考にしてください。

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