フリーランスエンジニアの生活費はどれくらい?平均的な家賃や食費、軽視しがちな保険料についても徹底解説!

フリーランスエンジニアの生活費はどれくらい?平均的な家賃や食費、軽視しがちな保険料についても徹底解説!

 フリーランスエンジニアとしての活動を開始するにあたって、どうしても気になるのが「お金」です。仕事の対価として支払われる売上と経費はもちろんですが、日々の生活を送るにあたって必要な生活費についても考えておく必要があります。
 今回はフリーランスエンジニアの方のお金にまつわるお話の中でも「生活費」を取り上げ、毎月必要となるお金がどれくらいなのかを見ていきたいと思います。

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フリーランスエンジニアの「報酬」とは?

フリーランスエンジニアの「報酬」とは?

  フリーランスエンジニアに代表される個人事業主には、会社員と違って「毎月支払われる給料」がありません。その代わり売上から経費(売上原価)を差し引いた利益が、自分への報酬となり、これが会社員時代の給料に相当するものになります。フリーランスエンジニアとしての活動は、仕事の受注状況次第では不安定なものになりがちと言わざるを得ませんが、一方で頑張った月には会社員時代の数倍の報酬を得られることが、この働き方の魅力と言えると思います。

 なお、フリーランスエンジニアの方が日々の活動の中で認められる経費については「フリーランスエンジニアが使える経費にはどんなものがあるの?家賃や食費から仕事に欠かせない書籍やPCの購入費まで具体例で一挙に解説!」の記事で詳しく解説していますので、そちらをご参照ください。

東京都中野区在住・30歳独身者の生活費

東京都中野区在住・30歳独身者の生活費

 ここからは、東京都中野区に在住の30歳独身の方を例に、毎月の生活費が平均でどれくらい必要になるのかを見ていくことにしましょう。結論から申しますと、毎月必要となる生活費は25万円強となっています。

 生活費の中で最も高いウェイトを占めているのが家賃です。今回はSUMOを参考に、東京都中野区で1K/1DKの部屋を借りたい場合の平均値を掲載しています。フリーランスエンジニアとして仕事をしていく中で、良い環境を求めて広い部屋や駅近の物件を選択してしまうとその分必要となる生活費も高額なものになっていきます。なお一般的には独身世帯の場合、家賃は収入の約1/3程度が目安と言わることが多いようですので参考になさってください。

 この他に特に注目していただきたいのが保険料です。今回は、東京都中野区在住で税引き後の年収が500万円の方をモデルケースして国民健康保険料を計算しています。会社員時代は、健康保険や社会保険、雇用保険などの保険料が給料から天引きされていたので、あまり意識していなかったかもしません。フリーランスエンジニアとして活動するにあたり、健康保険や国民年金などの各種保険料も自分で支払う必要がある上、会社員時代とは異なり全額自己負担(会社員時代は会社と自分で保険料が折半になっていました)となります。国民健康保険や国民年金への加入は、国の制度で義務付けられているだけではなく、あなた自身が病気になった時や老後の生活を保障してくれる制度でもありますので、必ず加入するようにしましょう。

・会社員時代の健康保険を任意継続することも可能

 手続きできる期間が限られているなど加入に際して諸条件はありますが、会社員時代に加入していた健康保険に加入し続けることも可能です。加入できる期間の上限は2年間で、月々の保険料は退職時の給与に基づいて計算され、加入期間中は原則として保険料の変更はありません(加入期間中に介護保険料を納める必要のある年齢に達した場合などは変更されることがあります)。ただし任意継続の場合でも、会社員時代に勤務先の企業が負担してくれていた分の保険料も自分で支払う必要があるため、月々に支払う保険料の総額は上がることに注意してください。

 フリーランスエンジニアが加入できる健康保険については「フリーランスエンジニアの健康保険。加入できる保険は国民健康保険以外にも!」で詳しく説明していますので、そちらも参考にされてください。

生活費を節約するために

生活費を節約するために

 ここからは、毎日のちょっとした工夫で可能になる生活費節約のノウハウについてご紹介していきたいと思います。

・通信費を見直す
「グラフ化してみる」「さぐる」ジャーナブロガーとして知られている不破雷蔵さんの調査よると、大手キャリアでスマホを契約している方の平均月額料金は6,309円とのことです。これをAhamoPOVOLINEMOなどといったネット契約限定の格安料金プランに切り替えることで毎月数千円の節約が可能となります。

・ガス会社や電気会社を選ぶ
2016年のガスと電力の自由化により、契約するガス会社と電力会社を自由に選べるようになりました。利用頻度や契約プラン次第では、いまよりもガス代と電気代が安くなる可能性があるのでぜひ一度確認してみてください。

・水を出しっぱなしにしない
炊事をする時に水を出しっぱなしにしないのはもちろん、お風呂でシャワーを使う時もこまめに水を止めることで節約が可能になります。

・保険を見直す
生命保険や自動車保険に加入している場合、現在の保障内容が過剰すぎないか一度確認してみることで月々の生活費が節約できることがあります。またネットでのみ商品を販売している保険会社は、一般的な保険会社に比べて安価な保険料を設定していることもあるので、ぜひ一度チェックしてみてください。

まとめ

 今回は、フリーランスエンジニアの生活費について見てきました。この記事でご紹介した平均生活費はあなたの予想より高かったでしょうか、それとも安かったでしょうか。フリーランスエンジニアとして活動する場合は、一般の会社員に比べて自己負担しなくてはならない費用が多いなどデメリットと感じる面もあったかと思います。しかし、フリーランスエンジニアとしての生活は、会社員に比べて圧倒的に自由な働き方ができる点はもちろん、なにより高額な報酬を得られる機会を手に入れることができるもの事実です。この記事が、フリーランスエンジニアとしての活動を検討しているあなたの参考になれば幸いです。

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