フリーランスエンジニア必見! 案件参画率がアップするスキルシートの書き方

フリーランスエンジニア必見! 案件参画率がアップするスキルシートの書き方

 フリーランスエンジニアが案件を獲得する際に限らず、会社員として働くエンジニアが転職活動をする際にもスキルシートの提出が求められるようになってきました。一方、ほとんどの方はスキルシートを書いた経験が少なく、どのように書けば良いのかとお悩みの方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、長期に渡って多数のフリーランスエンジニアの皆さんの案件獲得をご支援してきたJoBeetが「案件参画率をアップできるスキルシートの書き方」と題して、企業の採用担当者の目に留まるスキルシートの書き方について説明していきたいと思います。
 ちなみにスキルシートと一緒に提出する履歴書については「フリーランスエンジニアとしてお仕事をはじめたい方必見。履歴書・職務経歴書の書き方完全指南ガイド」で詳しく解説していますので、必要な方はそちらをご覧ください。

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スキルシートとは、どんなもの?

スキルシートとは、どんなもの?

 スキルシートとは一言でいえば「これまでにあなたが経験してきたことや、スキルを端的にまとめたもの」です。あなたというフリーランスエンジニアが保有しているスキルや経験、技術のアピールに特化した書類です。企業の採用担当者が重視していることが大変多いため、案件参画率を上げるためにも「あなたの良さ」を余すところなくアピールするためにも時間をかけてしっかり書きましょう。

スキルシートが必要になるのはどんな時?

スキルシートが必要になるのはどんな時?

 フリーランスエンジニアがスキルシートの提出を求められるのは、主に下記のような場合です。

フリーランスエンジニア向けエージェントサービスに登録する時

 JoBeetをはじめとするフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスに登録する際は、スキルシートの提出が求められます。これはあなたのスキルと希望する単価や勤務地にマッチした案件を紹介するために用いられるもので、案件参画の可否を決定するものではないことがほとんどです。もしスキルシートの書き方に不安がある場合は、ひとまず書ける範囲で記入して担当エージェントに相談してみましょう。

エージェント経由で新規プロジェクトへの参画を希望する時

 フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスを通じて、新規のプロジェクトへの参画を希望する際にもスキルシートを提出します。この時提出するスキルシートは、これまで培ってきた経験やスキルについて十分に担当エージェントと相談して、あなたというフリーランスエンジニアの魅力を十分アピールできるように作成したものになります。

そのほかフリーランスエンジニアとしてプロジェクトに参画する時

 エージェント経由以外で、あなたが個別に営業をして獲得したプロジェクト案件などに参画するときにもスキルシートの提出が求められることがあります。この時は、スキルシートを添削してくれる存在がいませんので、この記事を参考に企業の採用担当者の目にとまるように工夫して書くことを心がけてください。

スキルシートを書くときに意識しておきたい3つのポイント

スキルシートを書くときに意識しておきたい3つのポイント

 それではスキルシートを書く時にぜひ意識いただきたいポイントについてご説明していきます。

スキルシートを読むのは自分ではなくて企業の採用担当者

 当たり前のことですが、スキルシートを読むのは「自分ではなく企業の採用担当者」です。自分にとってはわかりやすく、これまでの経験や習得済みのスキルについて十分にアピールできているつもりでも、他人が読むとちゃんと理解できない場合が少なくありません。特に会社員時代に経験したプロジェクトについて記載する場合は、勤めていた会社の社内用語が使用されていないか、経歴を理解するのに必要な背景についても触れられているかを確認するようにしましょう。

謙遜は一切不要。正確な情報を記載しよう

 フリーランスエンジニアになりたての方がスキルシートを作成する際に多いのが、せっかく良いスキルや経験をお持ちなのに「経験年数が浅いから」や「実務レベルではないから」という理由で記載しないケースです。そう思って、記載しなかったスキルや経験がプロジェクト参画の決定打になることもありますので、少しでも経験がある場合は謙遜せずに記載するようにしましょう。

誤字脱字には要注意!

 スキルシートを作成し終わったら、必ず誤字脱字がないかを確認するようにしましょう。誤字や脱字があると企業の採用担当から「自分が作ったものに対して確認が甘く、ミスが多い人材かもしれない」と思われてしまうおそれがあるためです。特に言語やスキルの表記が間違っている場合は、保有しているスキルやリテラシーを疑われることにも繋がりかねません。

スキルシートに記載する項目

スキルシートに記載する項目

 ここからは実際にスキルシートに記載する各項目をどのように書いていくべきか、についてご説明していきます。スキルシートには決まったフォーマットが存在しないため、今回はJoBeetで使用しているフォーマットを例に使うことにしました。

Jobeetのスキルシートをダウンロードする

プロフィール

<イニシャル>
あなたのお名前をイニシャルで「姓・名」の順番で記入します。
例えば、田中一郎さんなら「T・I」となります。

<現住所・最寄り駅>
現在お住まいの都道府県と最寄り駅を記入します。
フリーランスエンジニアとして活動を開始するにあたり、近々引っ越しを考えている場合は引っ越し先の都道府県や最寄り駅を記入すると良いでしょう。

<年齢>
現在の年齢を記入します。
スキルシートを作成している日と誕生日が近い場合は、スキルシート作成時点での年齢を記載するようにします。

<業界経験年数>
エンジニアとして仕事に従事してきた年数を記入します。
フリーランスエンジニアとしての活動年数ではなく、会社員時代の年数も含むことに注意します。例えば会社員として3年働いた後、フリーランスエンジニアとして2年働いている場合は「5年」と記入します。

<参画可能日>
採用が決定した場合に、プロジェクトに参画できる日を記入します。
決定後すぐに参画できる場合は「即日」、それ以外の場合は具体的な日付を記入します。

<性別>
あなたの性別を記入します。
男性・女性のどちらにも属さない場合は空欄でも構いません。

<得意分野>
実務において得意なスキルや分野を簡潔かつ具体的に記入します。
書ききれなかったものがある場合は自己PR欄を利用するなどしてあなたの魅力を全て伝えましょう。

<最終学歴>
卒業した学校名と学部、学科名を記入します。

<自己PR>
得意分野の欄に書ききれなかった得意なスキルや特にアピールしたい経験、仕事に向かう姿勢、今後エンジニアとしてどのように成長していきたいかなどを記載します。あなたの積極性や向上心について記載することで、あなたがプロジェクトに参画した時に活躍する姿を企業の採用担当者に想像してもらえる内容がベストです。

<資格>
あなたが保有している資格を正式名称で記載します。有効期限のあるベンダー資格の場合は、有効期限が切れていないかを事前に確認してください。

経験年数

<経験業務>
作業工程や開発業務の中で、あなたが経験してきた年数を記載します。
経験年数が2年未満のものについては、1.5年など小数点を使って経験期間をしっかりアピールしましょう。

<言語・DB/OS>
業務で使用してきた言語やDB、OSの経験年数を記載します。
もしテンプレートに記載のない経験がある場合は、空欄に追加して記入してください。

<その他>
こちらも同様に経験年数を記載します。

プロジェクト経験

プロジェクト経験は直近で経験したものから、過去に経験したものにさかのぼって記載していきます。

<期間>
YYYY/MM形式で記入します。開始年月と終了年月を記載すると、プロジェクトに参画していた期間が自動的に計算されて表示されます。

<プロジェクト名>
プロジェクトの概要がわかる名称を記載します。
守秘義務がある場合は、プロダクト名やクライアント名を記載する必要はありません。

<プロジェクト内容>
プロジェクトで担当した業務や習得したスキル、コメントを箇条書きでまとめます。
コメント部分では、あなたがプロジェクトに対してどのような貢献をしたのかを企業の採用担当者が把握できるよう、可能な限り具体的に記載するようにしましょう。

<役割・チームメンバー数>
プロジェクトでの役割と、チームの規模について記入します。

<言語・DB/ツール・OS>
プロジェクトで使用した言語やDB/ツール、OSをバージョンと併せて記入します。

<工程>
あなたが関わった工程に「●」を入力します。

まとめ

スキルシートはそう頻繁に作成するものではないため、いざ書くとなると何をどのように書いて良いのか迷ってしまう方も多いかと思います。特に以前担当したプロジェクトのことは記憶も曖昧になりやすいので、正確な情報を書きにくいものです。今回の記事を参考にスキルシートを作成されたら、プロジェクトの終了やまとまったお休みの際に時間を見つけてスキルシートを更新されることをおすすめします。そうすることで、急にスキルシートが必要になった際に素早く対応できることはもちろん、エンジニアとしてのキャリアの棚卸しにもなり、自分が目標としているエンジニア像と現在のギャップを把握することでキャリアアップに活かすことができるためです。

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