フリーランスエンジニアといえば、時間と場所にとらわれない柔軟な働き方が出来るというイメージをお持ちの方も多いかと思います。しかしちょっと前までは会社所属のエンジニアと同じく「週5日・毎日出勤」というスタイルで働くのが一般的でした。これが2020年からはじまったコロナ禍の影響もあり、最近ではこの常識が崩れつつあります。
実際にこのブログを編集しているJoBeetにも、週に3~4日の稼働で参画できる案件が増えてきていますし、なによりフリーランスエンジニアの皆さんからのお問い合わせも数多くいただいています。今回は週3日・週4日の案件にフォーカスをあてて、実際の取り扱い案件を例に単価などの情報をチェックしていくのはもちろん、必要なスキルやメリット・デメリットについても確認していきたいと思います。
実際の週3日・週4日稼働案件をチェック!

まずはこのブログを編集しているJoBeetで取り扱っている、オススメの週3日・週4日稼働案件を見ていくことにしましょう。いずれの案件も単価の高さはもちろん、フルリモートもしくは基本リモートでの対応となっており、柔軟な働き方と高収入を希望されるフリーランスエンジニアの方から注目を集めそうなものばかりとなっています。
【週3~4日稼働】 広告運用SaaSの開発
- 単 価:70~80万円
- 精算時間:140~180時間
- 作業時間:10:00~19:00
- 備 考:外国籍可能(N1以上)、フルリモート
- 稼働日数:週3~4日
▼ おすすめポイント
- フルリモート
- 自社プロダクト開発
【週3~4日稼働】タクシー配車サービスの車載向けAndroidアプリ開発
- 単 価:~90万円
- 精算時間:140~180時間
- 作業時間:10:00~19:00
- 備 考:フルリモート
- 稼働日数:週3~4日
▼ おすすめポイント
- フルリモート
- 自社プロダクト開発
【週4日稼働】M&Aマッチングプラットフォームのフロントエンド開発
- 単 価:~80万円
- 精算時間:140~180時間
- 作業時間:10:00~19:00
- 備 考:基本リモート
- 稼働日数:週4日
▼ おすすめポイント
- 基本リモート
- Vue、Nuxtを用いたモダンな環境での開発

週3日・週4日稼働案件を獲得するのに必要なスキル

短時間で確実に成果を残せる能力
当たり前ですが週3日・週4日稼働案件は、週5日フルタイムの案件と比較すると稼働時間が短めです。クライアントからあらかじめ提示されたスケジュールに対して遅延が生じてしまうと週内で遅延を吸収するのが困難になりがちです。そのため、確実に成果を残せる能力が週5日フルタイムで仕事をする場合以上に必要となります。
高いコミュニケーション能力
短期間で仕事を終わらせることができる能力ともリンクしますが、週3日・週4日稼働の案件ではクライアントのニーズを的確に把握して、手戻りすることなく、あったとしても少ない回数でクライアントの求める品質の成果を出すために高いコミュニケーション能力が不可欠になります。特にクライアント企業の社員エンジニアが週5日で稼働している場合は、自分が休日を取る前後で引き継ぎや状況確認をしっかり行い、プロジェクトの進捗に影響を与えないように情報を共有しておくことが大切です。
週3日・週4日稼働案件はこんな方におすすめ

自社でプロダクトを開発中の起業家の方
「将来は自社で開発したプロダクトで売上を作っていく予定だが、プロダクトがローンチするまでの間の生活費も得たい」という方には週3日・週4日案件が向いています。特に最近はフルリモートで対応できる案件も増えてきています。クライアント企業と契約している時間はクライアントワークをこなし、それが終わり次第、自社開発の仕事に切り替えるといったように、常駐型がメインだった頃よりも柔軟な働き方をすることで、自分のやりたいことを実現するまでの時間を有効に活用することができます。
複数の案件を掛け持ちして稼ぎたい方
週3日・週4日案件を受注することで、空き時間を多く確保することができるようになります。この時間を使って、別の案件を受託などの形式で受注して収入を増やすことが可能です。このような働き方をされる場合は、自分のキャパシティ以上の仕事を受注して全ての仕事が中途半端にならないようにスケジュール管理をしっかりすること、なにより働きすぎて身体を壊すことがないように十分に注意することが大切です。
プライベートの時間を多く確保したい方
働く時間はそこそこに趣味により多くの時間を割きたい、または家族との時間を大切にしたいと考えている方にも週3日・週4日案件がおすすめです。週5日フルタイムの案件に比べると年収が下がることが予想されますが、住む場所やライフスタイル次第では物価の高い都市部で生活するよりも充実した生活を手にすることが可能です。
週3日・週4日案件のデメリット

スキルがないと案件を獲得しにくい
ここ数年、週4日以下の稼働案件数は増加し続けていますが、まだまだ週5日フルタイム稼働の案件に比べると絶対数が少なめです。そのため、柔軟な働き方と報酬のバランスを重視するハイスキルなフリーランスエンジニアの方が多く応募されている傾向があります。ライバルに打ち勝って希望の案件を獲得するためには、まずは高いスキルを身につけることが何よりも大切です。
目的を明確にしておかないと漠然と不安になりがち
週の稼働日数を4日以下にするということは、当然自分の空き時間が増えることになります。この空いた時間を何に使うのかを明確に決めておくことをおすすめします。自分のキャリアアップのための勉強や趣味、家族と一緒に過ごす時間を増やすなどの目的を決めておかないと自分ひとりで過ごす時間ばかり増えてしまい、気付くと「本当にこのままで良いのだろうか」と自問自答を繰り返すなど漠然とした不安を感じる方も多いようです。
働く時間が減る分、報酬額も減ることがある
1日8時間稼働で稼働日数が週4日の場合、週5日に比べると稼働時間は40時間から32時間と20%程度減ります。多くのフリーランスエンジニアの場合、精算幅と呼ばれる稼働時間で報酬が決まりますので、稼働時間が精算幅に満たない場合は前提となる報酬から減額されてしまいます。たとえば精算幅が140~180時間で月額報酬が90万円の案件の場合、週に32時間働いた場合の月間稼働時間数は128時間となりますので、12時間分の報酬が90万円から差し引かれることになります。精算幅について詳しく知りたい方は、下記の関連記事をご覧ください。
→関連記事:
フリーランスエンジニアにも有給があるって本当?常駐型で働くなら知っておきたい「精算幅」とは?
まとめ
今回は、最近徐々に増加している「週3日・週4日案件」について見てきました。自社プロダクトを開発中の起業家の方やプライベートの時間を充実させたい方、別の案件と平行して受注することで収入を増やしたい方にとって非常に魅力的な案件といえる一方で、高いスキルとコミュニケーション能力がない方は案件自体を受注すること自体が困難であることもわかりました。
今後、週3日・週4日案件を獲得したいと考えている方でスキルが足りていないとお考えの方は是非一度JoBeetまでご相談ください。業界経験の長いスペシャリストがご経歴を丁寧に伺い、ご希望の案件を獲得するために必要なあなた専用のキャリアプランをご提案させていただきます。
