CrowdTech(クラウドテック)の評判はどうなの? 案件特徴や単価、ネット上のリアルな口コミまで徹底調査!

CrowdTech(クラウドテック)の評判はどうなの? 案件特徴や単価、ネット上のリアルな口コミまで徹底調査!

 エージェント経由で仕事を受注しているフリーランスエンジニアの方の働き方といえば、以前は普通の会社員とおなじく毎日契約先の会社に向かってフルタイムで仕事をするのが一般的でした。しかし昨今のコロナ禍の影響でリモートワークという働き方が定着してきたのと同時に、フルリモートでの対応を希望されるフリーランスエンジニアの方が増えてきています。そこで今回は、リモート案件を多数取り扱っていると評判のCrowdTech(クラウドテック)について調べていきたいと思います。取扱案件の数、単価、SNS上での評判に至るまで盛りだくさんとなっていますので、どうか最後までお付き合いください。

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CrowdTech(クラウドテック)の運営会社は?

CrowdTech(クラウドテック)の運営会社は?
出典:CrowdTech

 CrowdTech(クラウドテック)はフリーランス向けのエージェントサービスで、運営元は株式会社クラウドワークスです。同社は、国内最大の規模を誇るクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」の運営元としても知られています(クラウドワークスに関する詳細は、関連記事:クラウドワークスは本当に稼げるの?利用者のリアルな口コミや評判から手数料まで丸わかり!をご確認ください)。会社設立年は2011年11月で、当初はクラウドソーシングサービスを中心に活動を行っていましたが、2015年4月よりフリーランス向けにCrowdTech(クラウドテック)のサービスを開始しています。
 2014年に東証マザーズに上場しており、2021年9月期の決算発表資料によると同年の売上高は80.5億円、営業利益は6.0億円。コロナ禍の影響が長期化することが予想されはじめた2020年9月以降、売上と利益を大きく伸ばしています。

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CrowdTech(クラウドテック)の案件をスキル別・単価別に確認

CrowdTech(クラウドテック)の案件をスキル別・単価別に確認

 早速、CrowdTech(クラウドテック)で公開されているスキル別案件の件数や単価について見ていくことにしましょう。今回調査を行ったのは2021年11月中旬です。これからご紹介する各種データは調査時点でのものであり、リアルタイムで更新されるものではないことにご注意ください。

スキル別の案件数

スキル案件数スキル案件数
JavaScript77PHP75
React63Ruby57
Amazon Web Service55Python54
Java47Go45
TypeScript42Vue.js40
開発ディレクション39プロジェクトマネジメント38
HTML5/CSS332kotlin30
Swift30UI/UX設計24
Laravel21Unity21
MySQL19C#/C#.net17
Rails17Node.js14
インフラ構築13Linux12
Android Java11Scala10
VB/VB.net10WordPress9
HTML/XHTML8データ分析8
AngularJS7C/C++7
GoogleAnalytics7Docker6
jQuery6Objective-C6
Salesforce CRM6Oracle5
Git4Kubernetes4
PostgreSQL4SQL Server4
VBA4Amazon EC23
Amazon S33Microsoft Azure3
ReactNative3Spring3
ABAP2ASP.NET2
CAD2CSS2
Perl2SQL2
UNIX2Vmware2
アクセス解析2Access1
Android1Bulma1
CakePHP1Cocos2d1
Cocos2d-x1Django1
iBATIS1iOS1
Sales1Sketch1
Smarty1WindowsServer1
メインフレーム1機械学習1
出典:CrowdTech(JobeetBlog編集部調べ)

 CrowdTech(クラウドテック)で取り扱われている案件の数をスキル別に見ていくと、最も多いのは「JavaScript」の77件という結果になり、「PHP」「React」がこれに続く形です。レバテックフリーランスなどの有名エージェントに比べると掲載案件数が少なめと思われるかもしれませんが、これはCrowdTech(クラウドテック)では現在募集中の案件のみが表示されるようになっているためで「掲載案件=応募可能案件」という構図が成立します。過去に「せっかく応募したい案件を見つけたのに、よく見たらすでに募集が終了している案件だった」という経験がある方にとっては親切な設計であると言えます。

単価別の案件割合

単価案件割合
~20万円1.23%
20~30万円0.85%
30~40万円2.56%
40~50万円6.44%
50~60万円22.92%
60~70万円19.51%
70~80万円29.92%
80~90万円12.69%
90~100万円3.79%
100万円~0.09%
全案件平均 ¥698,098
出典:CrowdTech(JobeetBlog編集部調べ)

 続いて多くのフリーランスエンジニアの方が気になる単価をチェックしていきます。 CrowdTech(クラウドテック)では、案件ごとの最高単価のみが表示されているため、今回の調査では最高単価をベースに調査を行っています。そのため実際に案件を獲得する場合、これよりも若干低い単価が提示される可能性が高いことを前提にご覧ください。

 掲載されている案件の平均単価は約69.8万円。最低単価は19万2,000円、最高単価は160万円でした。単価レンジでは70~80万円の案件割合が最も多く、全体29.92%を占めています。また80万円以上の案件割合は16.57%とそれなりにありますが、100万円超の案件割合は0.09%とかなり少なめでした。

スキル x 単価の案件割合

スキル平均単価最低単価最高単価
ABAP¥937,500¥900,000¥975,000
Perl¥832,500¥825,000¥840,000
Kubernetes¥806,250¥675,000¥900,000
Android¥800,000¥800,000¥800,000
Django¥800,000¥800,000¥800,000
Amazon EC2¥791,667¥750,000¥825,000
Amazon S3¥791,667¥750,000¥825,000
Go¥790,811¥562,500¥1,300,000
Amazon Web Service¥780,409¥375,000¥1,500,000
Python¥769,907¥450,000¥1,125,000
React¥765,690¥456,000¥1,600,000
Node.js¥763,393¥487,500¥1,200,000
kotlin¥758,333¥525,000¥1,000,000
Microsoft Azure¥758,333¥600,000¥975,000
Scala¥755,000¥600,000¥900,000
Swift¥754,250¥450,000¥1,000,000
インフラ構築¥752,692¥510,000¥900,000
UNIX¥750,000¥600,000¥900,000
CakePHP¥750,000¥750,000¥750,000
メインフレーム¥750,000¥750,000¥750,000
Docker¥749,000¥600,000¥800,000
Rails¥742,647¥560,000¥900,000
ReactNative¥741,667¥675,000¥800,000
Ruby¥735,500¥480,000¥1,008,000
TypeScript¥733,631¥525,000¥975,000
プロジェクトマネジメント¥732,882¥500,000¥1,000,000
Linux¥723,458¥562,500¥900,000
Vue.js¥717,025¥456,000¥900,000
AngularJS¥715,357¥562,500¥800,000
Android Java¥713,636¥375,000¥1,000,000
開発ディレクション¥713,179¥300,000¥900,000
Salesforce CRM¥712,500¥637,500¥800,000
Cocos2d¥712,500¥712,500¥712,500
C/C++¥703,571¥487,500¥1,000,000
Java¥701,489¥350,000¥1,500,000
Bulma¥700,000¥700,000¥700,000
Vmware¥693,750¥562,500¥825,000
PostgreSQL¥687,500¥500,000¥900,000
MySQL¥685,947¥448,000¥900,000
Sketch¥675,000¥675,000¥675,000
Smarty¥675,000¥675,000¥675,000
Unity¥673,786¥312,000¥900,000
Spring¥666,667¥600,000¥800,000
Objective-C¥660,417¥450,000¥800,000
Laravel¥652,024¥450,000¥825,000
GoogleAnalytics¥650,000¥450,000¥1,000,000
PHP¥647,133¥350,000¥900,000
WindowsServer¥637,500¥637,500¥637,500
C#/C#.net¥636,824¥400,000¥1,000,000
Git¥634,375¥525,000¥750,000
JavaScript¥632,799¥336,000¥1,000,000
SQL Server¥631,250¥350,000¥975,000
ASP.NET¥607,500¥540,000¥675,000
CSS¥600,000¥525,000¥675,000
Cocos2d-x¥600,000¥600,000¥600,000
iOS¥600,000¥600,000¥600,000
データ分析¥598,438¥412,500¥800,000
HTML/XHTML¥594,813¥336,000¥800,000
UI/UX設計¥584,121¥300,000¥900,000
機械学習¥560,000¥560,000¥560,000
HTML5/CSS3¥547,344¥192,000¥1,000,000
アクセス解析¥531,000¥312,000¥750,000
iBATIS¥525,000¥525,000¥525,000
Sales¥525,000¥525,000¥525,000
Oracle¥512,500¥450,000¥600,000
jQuery¥483,333¥350,000¥600,000
VB/VB.net¥464,250¥240,000¥675,000
VBA¥439,375¥240,000¥540,000
WordPress¥413,944¥208,000¥675,000
SQL¥412,500¥300,000¥525,000
Access¥392,000¥392,000¥392,000
CAD¥350,000¥280,000¥420,000
全案件¥698,098¥192,000¥1,600,000
出典:CrowdTech(JobeetBlog編集部調べ)

 取扱案件全体の平均単価や単価分布の次は、スキル別の平均単価をランキング形式で見ていきます。CrowdTech(クラウドテック)で最も平均単価の高い上位3スキルは「ABAP」「Perl」「Kubernetes」となり、他フリーランスエージェントではあまり見ないスキルが平均単価上位を占めるという結果になりました。ただし、これらのスキル関連の案件数はいずれも数件のみで、20件以上の案件が掲載されているスキルに絞ってみると「Go」「AWS」「Python」と他フリーランスエージェントと大きな差はみあたりませんでした。また定番スキルの平均単価は「PHP」は64.7万円、「Java」は70.1万円となっています。

CrowdTech(クラウドテック)のおすすめポイント

CrowdTech(クラウドテック)のおすすめポイント

取扱案件の87%がリモート対応

①フルリモート案件割合 56.90%
②一部リモート案件割合 30.93%
①+②リモート案件割合 87.82%

 CrowdTech(クラウドテック)の公式サイトでは「70%以上がリーモト70%以上がリモートで働けるお仕事です。」とありますが、実際に調査をしてみたところ「フルリモート」っもしくは「一部リモート可能」の案件の割合は全体の87.82%を占めていました。リモート対応の案件を獲得したと考えているフリーランスエンジニアにとってCrowdTech(クラウドテック)はかなり魅力的なサービスであると言えるでしょう。

週4日以下稼働の案件が豊富

稼働日別案件割合

稼働日案件割合
週1日3.66%
週2日9.15%
週3日29.82%
週4日26.26%
週5日31.11%
出典:CrowdTech(JobeetBlog編集部調べ)

 一般的なフリーランスエージェントでは、週5日フルタイムの案件をメインに取り扱っていますが、CrowdTech(クラウドテック)では、週4日稼働以下の案件が全体の68.9%を占めています。特に週3日・週4日稼働案件保有数の豊富さは、他エージェントと比較しても群を抜いており、家庭の事情で稼働日が限られている方や、自分のプロダクトを開発しつつ収入も得たいと考えているフリーランスエンジニアの方に特におすすめです。

支払いサイトが当月末締め・翌月15日払い

 CrowdTech(クラウドテック)の支払いサイトは当月末締め・翌月15日払いです。他フリーランスエージェントでは、当月末締め・翌月末支払いや翌々月末支払いなどが一般的な支払いサイトなっていますので、目先の現金が欲しい方はもちろん、フリーランスエンジニアとして独立したばかりで早く収入を安定させたいと考えている方にうっけつけのフリーランスエージェントと言えます。

健康サポートや家事代行サービスなど福利厚生が充実

 CrowdTech(クラウドテック)で案件を受注すると、大企業でも導入している福利厚生サービス「ベネフィットステーション」が無料で利用できるようになります。健康診断をはじめ、家事代行サービスやベビーシッターサービスから旅行や食事にでかけた時の割引などフリーランスエンジニアとして活動していく上で便利なサービスが受けられます。

CrowdTech(クラウドテック)を利用する際の注意点

CrowdTech(クラウドテック)を利用する際の注意点

マージン率が非公開

 CrowdTech(クラウドテック)では、クライアント企業が支払う報酬をフリーランスエンジニアとエージェントで分配するマージン率が非公開となっています(担当者によってはざっくり教えてくれる方もいるようですが)。そのため、お金に関することはすべてクリアな状態で働きたいと思う方は、利用を控えたほうが良いでしょう。

サイトに掲載されている単価は「最高単価」であり、実際に参画する時の単価と異なることがある

 案件調査の項目でも触れましたが、CrowdTech(クラウドテック)に掲載されている案件の単価は「最高単価」のみです。そのためよほどスキルに自信のある方でない限り、実際に案件に参画する際に提示される単価は、サイト掲載のものよりも低くなる可能性が高いです。サイトに掲載されている単価を鵜呑みにせずに、あくまで上限値として捉えておくべきでしょう。

担当者からの営業電話が多いことがある

 CrowdTech(クラウドテック)に登録すると、担当者から近況確認や案件紹介に関する連絡が頻繁に来るようです。また担当者が変更になることも多く、その度に新しい担当者から挨拶を兼ねた電話がかかってくるようなので、電話でのコミュニケーションを好まない方はストレスを感じるかもしれません。そのような時は、電話ではなくメールでの連絡を希望する旨をはっきり伝えることで、望まない電話対応の回数を減らすことが可能です。

CrowdTech(クラウドテック)の評判をチェック!

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良い口コミ

 CrowdTech(クラウドテック)はフルリモートの案件が多いので、地方在住の方でも案件を獲得できているようです。また職歴にブランクがある方でもそれを考慮してくれた上で、案件を紹介してくれるなど手厚いサポート体制が整っていることがSNSの口コミからも伺えます。

良くない口コミ

 一方で、定期的に来ていた連絡が途絶えたという方もいらっしゃいます。どのような状況で連絡が途絶えたのかはわかりませんが、同様のことが起こらないように時々は連絡にアクションをすることも必要かもしれません。

CrowdTech(クラウドテック)の利用方法

 CrowdTech(クラウドテック)を利用する方法は、他のフリーランスエージェントと大きく変わりがありません。

ステップ1:会員登録をする

 まずはCrowdTech(クラウドテック)のウェブサイトにアクセスして、会員登録を行います。入力項目は名前やメールアドレス、電話番号といった基本的な個人情報のみで、スキルシートなどの提出は求められませんので1分前後で対応することができます。もしあなたがクラウドワークスのアカウントを持っている場合は、そちらのアカウント情報を使って会員登録することも可能です。会員登録後は、案件を紹介してもらいやすくするためにWebアンケートに回答したり、スキルシートなどを作成してサイトにアップロードしましょう。

ステップ2:サイトに掲載されている案件に応募する

 CrowdTech(クラウドテック)のサイト内に掲載されている案件の中から、自分が希望する案件を選びます。働き方やスキル、単価などの希望条件を詳細に設定して案件を検索することができるので、すぐに希望する案件を見つけることができると思います。
 この間に、CrowdTech(クラウドテック)の担当者から連絡がきて自分の希望に合った案件を複数紹介してもらえることもあります。

ステップ3:書類審査・面談

 応募した案件の書類審査に通過すれば、クライアント企業との面談に進みます。
 面談当日はCrowdTech(クラウドテック)の担当者が同席してサポートくれるので、面談がはじめての場合でも落ち着いて自分をアピールしましょう。

ステップ4:お仕事開始

 クライアント企業との面談の結果、案件を獲得することができればお仕事開始となります。CrowdTech(クラウドテック)を通じてお仕事をしている間は、請求書発行などの事務作業は全てエージェント側で代行してくるので仕事に集中して取り組むことができます。

好条件の案件を獲得するには複数のエージェント利用がおすすめ

好条件の案件を獲得するには複数のエージェント利用がおすすめ

 ご存知の通り、フリーランスエージェントはCrowdTech(クラウドテック)だけではありません。CrowdTech(クラウドテック)が保有している案件には、週4日稼働以下のものが多いなどの独自性があるように、他のフリーランスエージェントにもそのエージェントならではの案件があります。また、同じ案件でも取り扱うフリーランスエージェントによって条件が異なることもありますので、より好条件の案件を獲得したいと考えているなら複数のフリーランスエージェントを利用することをおすすめします。このブログを編集しているJoBeetでも、独占の非公開案件をはじめとして、80万円を超える高単価案件を豊富にご用意していますので、ぜひご相談ください。
 また当ブログでは、CrowdTech(クラウドテック)以外のフリーランスエージェントに関する記事も公開しています。フリーランスエージェントの選びの参考に是非ご活用ください。

まとめ

 今回はフリーランスエージェント「CrowdTech(クラウドテック)」に関して調査した結果を発表してきました。リモート対応可能や週2日~週4日稼働の案件を数多く取り扱っているので柔軟な働き方をしたいと考えている方にはうってつけのエージェントであると思います。一方で、マージンが非公開であったり、サイトに掲載されている単価が「最高単価」であり実際に支払われる単価との間には差が出る可能性があるなどお金の面が強く気にかかる方からすると少々不満の残る部分もあるかもしれません。

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