フリーランスエンジニアとして活動している中で「もっと条件の良い案件はないだろうか?」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか。そんな時に役に立つのが、JoBeetをはじめとするフリーランスエンジニア向けのエージェントサービスです。今回は数あるエージェントサービスの中から、Midworks(ミッドワークス)について調べてみました。サイトに掲載されている案件数や報酬額はもちろん、SNSに投稿されたリアルな口コミに至るまでMidworksについて様々な角度で調査しています。現在、Midworksの利用を検討されている方の参考になれば幸いです。
もくじ
Midworks(ミッドワークス)を運営しているのはどんな会社?

フリーランス向けエージェントサービスであるMidworksを運営しているのは株式会社Branding Engineeという企業です。株式会社Branding Engineerは、2013年に創業された企業で東証マザーズに上場しており、社会的な信頼度は高いといえるでしょう。同社はMidworksのほかにITエンジニア向けやビジネスマンのメディアサービスや、就職・転職支援のサービス、プログラミングスクールなども運営しており、人材系に特化したビジネスを展開しています。
Midworksの案件をチェック!

それでは実際にMidworksに掲載されている案件を見ていくことにしましょう(調査データは2021年9月時点のものです。時期によって案件掲載数が変わっていることがあります)。
まずはフリーランスエンジニアのスキル別案件数をチェックしていきます。
MidWorksスキル別案件数
スキル | 案件数 | スキル | 案件数 |
PHP | 222 | MySQL | 59 |
Java | 485 | Linux | 213 |
Python | 160 | AWS | 315 |
Ruby | 67 | Windows Server | 63 |
JavaScript | 273 | iOS | 58 |
HTML5 | 104 | Android | 69 |
CSS3 | 101 | RPA | 41 |
React | 124 |
募集案件数の多いスキルTOP3は、Java、JavaScript、AWSとなりました。
ついでPHP、Linuxの案件が多くなっています。みなさんのスキルにマッチする案件の数はいかがだったでしょうか?
つづいて報酬額別の案件数を見ていきたいと思います。
MidWorks報酬額別案件数
報酬額 | 件数 | 比率 |
~10万円 | 0件 | 0.0% |
11~20万円 | 2件 | 0.1% |
21~30万円 | 13件 | 0.4% |
31~40万円 | 83件 | 2.8% |
41~50万円 | 369件 | 12.5% |
51~60万円 | 668件 | 22.6% |
61~70万円 | 1,006件 | 34.0% |
71~80万円 | 468件 | 15.8% |
81~90万円 | 235件 | 7.9% |
91~100万円 | 115件 | 3.9% |
MidWorksで扱っている案件の報酬額で最も比率の高いレンジは「61万円~71万円」となりました。「51万円~60万円」「71万円~80万円」がこれに続いています。以前に当ブログでご紹介した「ITエンジニアの平均年収はどれくらい?サラリーマンやフリーランスなど働き方別の年収差も調べてみた」によれば、フリーランスエンジニアの平均年収は30代で720万円とのことなので、MidWorksに掲載されている案件の報酬額は平均的なものといえると思います。
MidWorksのココがすごい
Midworksのサービスを利用して案件を受注すると、年間1万円必要なフリーランス協会のベネフィットプランに実質無料で加入することが可能です。加入することで、フリーランスとして業務遂行していく中でありがちなビジネスリスクを補償してくれる保険をはじめ、人間ドッグの割引、旅行や子育てなど様々なシーンで利用できる大企業並みの福利厚生サービスなどを受けることができます。この他、審査に通貨することが条件となりますが、参画中の案件と次に参画予定の案件の間にブランクがあっても給与を補償してくれる「報酬保障サービス」もあり、フリーランスエンジニアとして働く方にとって嬉しいサービスが満載です。
midworksは、担当者による親身なカウンセリングやフォローアップ体制が好評のようです。特にフリーランスエンジニアとして活動を開始したばかりの時は、わからないことが多いと思いますので担当者が親身になってくれるエージェントは魅力的に感じる方が多いと思います。
フリーランスエージェントではクライアントの発注額を公開していないところが大部分を占めていますが、Midworksはクライアントの発注額とエージェントの手数料率を公開しています。このように透明性の高い契約形態も多くのフリーランスエンジニアから支持を集めている理由の一つと言えるでしょう。
MidWorksと合わなかったフリーランスエンジニアも…

残念ながらmidworksとは相性の良くなかったフリーランスエンジニアの方もいらっしゃるようです。その中でも多かった声が「ブランクがあり紹介してもらえる案件がなかった」「思っていたよりも単価が低かった」というものです。他のエージェントでも似たような理由で案件を獲得できないこともあるようなので、まずは経験を積んで即戦力としての実力を身につけることが大切かもしれません。
Midworksで案件を獲得できる人ってどんな人?

ここまでSNS上でMidworkに関する口コミを見ていったところ、同社で案件を獲得できる方には次のような傾向があることがわかりました。
- 最低でも1つの言語で1年半以上の実務経験がある
- 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪のいずれかで案件を探している
- 週5日フルタイムの案件を探している
最低でも1つの言語で1年半以上の実務経験がある
発注元の企業がフリーランスエンジニアに求めるものは言うまでもなく「即戦力」です。そのため経験が浅く、先輩社員の手助けが必要となるような方が採用されるケースはかなり稀といっても良いでしょう。 フリーランスエンジニアとして高い報酬を手にすることを目指すのであれば、まずは事業会社などで経験を積むことをおすすめします。
東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪のいずれかで案件を探している
Midworksは、主に首都圏と大阪の案件を取り扱っています。最近はコロナ禍の影響もありフルリモート可の案件も増えて来ていますが、まだまだ数は多くありません。同社の保有する案件をフル活用するためにも、Midworksは首都圏と大阪の案件を探している方向けのサービスと言えるでしょう。
週5日フルタイムの案件を探している
Midworksで扱っている案件は週5日フルタイムで働くものが中心です。週3~4日で働くことのできる案件も掲載されていますが、全体の案件数に占める割合を見るとごくわずかです。
Midworks以外のフリーランスエージェントは?
当ブログでは、Midworks以外のフリーランスエージェントに関する記事も公開していますので、フリーランスエージェントの選びの参考に是非ご活用ください。
- フリーランスエージェント”TechStock(テックストック)”の評判は? サイトに掲載されている案件掲載数や単価はもちろん、ネット上の口コミも調査!
- CrowdTech(クラウドテック)の評判はどうなの? 案件特徴や単価、ネット上のリアルな口コミまで徹底調査!
- Geechs Job(ギークスジョブ)の評判は? 取扱案件数はもちろん単価やリアルな口コミの調査結果を発表!
- Foster Freelance(フォスターフリーランス)の評判は? サイト掲載の案件数や単価から比較検討する際に知っておきたいポイントを様々な角度から分析。
- PE-BANKフリーランスの評判はどうなの? サイトに掲載されている案件数や単価を徹底調査。
- ポテパンフリーランスは稼げる?案件の件数から単価、リモート可案件の比率まで調べてみた。
- フリーランスエージェント”MidWorks(ミッドワークス)”の評判は?サイトに掲載されている案件掲載数や報酬額から、SNSの口コミを調査してみた
- ITプロパートナーズの評判ってどうなの?稼働日数別案件数や報酬額から口コミまで様々な角度で分析
- レバテックフリーランスの評判は? 取り扱い案件数や実際の利用者のリアルな口コミや体験談を公開。
まとめ
今回は、フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスMidworksについて見てきました。豊富な案件と手厚い保障で多くのフリーランスエンジニアの方から支持を集めているようです。一方で、経験年数が浅めの方には案件自体を紹介してもらえないなど、全てフリーランスエンジニアの方に対応しきれていないもの事実です。この記事が、今後あなたがフリーランスエンジニアとして案件を選ぶ際の参考になれば幸いです。